オタクで海外交流

海外でもオタク活動。

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mangakaというURL

日本で漫画家といえばそれは「商業作家」の事。
しかもちゃんと単行本を出していて、その収入が生活の基盤の人。
…そんな認識が一般的なのではないかと思います。

同人作家を漫画家と呼ぶ事はあまりないのではないでしょうか?
たとえ同人誌の売上で暮らしていてもそれは専業同人と呼ばれ
けして漫画家とは呼ばないのでは?
プロ漫画家という呼称が存在するから、アマチュア漫画家もあるわけで
同人作家=アマチュア漫画家と考えればいいのかもしれませんが
違和感が残ります。これは謙遜を美徳とする日本人らしさでしょうか?


ドイツではマンガを描く人はManga-kaです。
プロに近いレベル、デビュー後のドイツ人作家をManga-ka
と呼ぶ方向ではあるようですね。
ピンクサイコもドイツ人ですがManga-kaですし
マイスペースでの自己紹介内でも「J-Rockやってます」みたいだし。
これはもう人種や出身国の区別ではないのでしょう。

日本の同人作家もうっかりするとManga-kaと呼ばれます。

それは
DojinshiやDojinという単語が浸透しているにもかかわらず
(しかもファン創作=ファンアート、ファンフィクションと区別されて表記されてる。
何が違うのかワカラン)
Dojin Sakka、Dojin Artistという言葉がないからとも言えるし
ドイツの子供たちにしたら「日本人」で「マンガ(絵)が上手い」のはもう
Manga-kaレベルと呼んで差し支えないから、なのかも?
…気恥ずかしい限りです…。

同人誌マーケットや同人作家がほぼ存在しないドイツでは
同人作家と商業作家の区別を明確に説明するのが難しいのです。
私もドイツで紹介の際はManga-kaと呼ばれる時があります。
なるべく違いを説明しようとしていますが、その説明でさらに困惑させてしまうようなので
彼らの認識に合わせて、好きなように呼んでくださいと根をあげました。
外国だから日本では言えない嘘をついてる訳でも、悪意ある訳でもないのです。
あと数年の内には区別されていくかなぁ…

本物の日本人商業作家が
ドイツのイベントに行くことが少ないのも一因かも。
これからもっとたくさんの商業作家さんがドイツへ遊びに行ってくれたら
言葉の区別が行われるようになるかもしれません。
サイン会だけでなくマンガ講習会とかしてくれたら
すっごく嬉しいなぁと思うのですが…サイン会だけってのが多いです。


さて、それほどに浸透度のあるManga-kaという言葉。
もちろんURLに使わない手はありません。
.comでもサイトあるし、各国ドメインでもあるようです。
Manga-kaではなくMangakaで取ることもできる。
ではドイツではどうなのか?

http://www.mangaka.de/
ドイツの老舗出版社、クナーワ社が運営するマンガポータルサイト。
ドイツ人の年配の方にも知られてる出版社だそうです。
マンガ出版社ではありませんがマンガハウツー本も出版しています。
その辺りは日本のグラフィック社っぽいと考えればいいのかな。
昨年はドイツ・ミュンヘン生まれのドイツ人女性が「少女マンガの描き方」を出版して
大変好調な売れ行きだそうです。コンニチパンフでも紹介されてました。

サイト特色としては、マンガギャラリーへイラストの投稿ができて
データはmangaka.deに全て残され自由に閲覧が可能です。
ベスト作品は上位に表示、新しい投稿からも遡れます。
これらを描く人をmangakaと呼んでいるようです。アマ・プロ関係なし?
スイスの漫画家vivianeのGOTT GAUSS イラストが投稿されてる~。
http://www.viviane.ch
試しに読みたい方はここからどうぞ。
個人的な感想…CLAMP、さとうふみやの匂いがします。不思議。

話がそれましたが
ドイツ語サイトですから投稿者はほとんどドイツ語圏の若者だと思います。
でもペンネームが日本風な子も多く見うけられます。
やっぱりマンガって日本イメージを連れてくるものなんだなぁ。

日本人が外国名前のペンネーム付けるのと
同じ事が正反対に行われてるってことですねー。
やっぱりオタクって似るのかなー?

もうマンガをコミック、カートゥーンなんて言わなくても通じます。
コミックアーティスト、カートゥニストと言わなくても良い未来?
 Ich bin Mangaka !

なんだかマンガみたいな現実がすぐそこに。
(田舎とかオタク居ない場所ではまだ知られてないと思いますけどね)

海外版コミックスを読む/番外

番外では鋼の錬金術師を
日本語版・VIS版・スキャンレーション翻訳版とならべて比べてみましょう。


【1】 「アル!アルフォンス!」
    [ ...AL ! ALPHONSE !! ALPHONSE !!]
   ★[ ...AL ! AL ! ALPHONSE !!]

【2】 「くそ! こんな事があってたまるか!」
    [ DAMN ! DAMN !!  HOW COULD THIS HAPPENED !?]
   ★[ DAMN IT ! HOW COULD THIS HAVE HAPPENED !?]

【3】 「こんな…こんなはずじゃ…」
    [ IT...IT WASN'T SUPPOSED TO BE LIKE THIS...]
   ★[ THIS...SHOULDN'T HAVE HAPPE-...]

【4】 「…畜生ォ」
    [ OH NO...]
   ★[ ...DAMN IT !]

【5】 「持って行かれた・・・・・・・・・・!!」
    [ HE'S GONE...!!]
   ★ [ I'VE LOST IT...!!]

【6】 痛みを伴わない教訓には意義がない
    TEACHINGS THAT DO NOT SPEAK OF PAIN HAVE NO MEANING...
   ★A PAINLESS LESSON IS WITHOUT ANY MEANING.

【7】 人は何かの犠牲なしに何も得る事などできないのだから
   ...BECAOUSE HUMANKIND CANNOT GAIN ANYTHING
   WITHOUT FIRST GIVING SOMETHING IN RETURN.

   ★ONE WHO DOSE NOT SACRIFICE
   ★ANYTHING CANNOT ACHIEVE ANYTHING.


日・英(2種)・独で一番大きな違いが出たのは
「持って行かれた」のセリフ部分です。

正規英語版では「彼は行ってしまった!」
英語スキャンレーション版では「俺は失くした!」
ドイツ語版では「俺の足が無くなった!」

1つの状況に対して様々なセリフ翻訳がされています。

英語ネイティブではない私にとってはスキャン版の
I'VE LOST IT...!! が一番しっくり来る気がします。
絵に描かれていない弟の説明をせず
自分の足だけを説明するのでもなく
持っていたもの、弟を失った。
俺は足を失った。

しかしダブルミーニングである「持って行かれた!」は
どちらかというと「理不尽に」「予想外に」という背景が感じられて
「盗まれた!」と訳するのが納得かも…?
でもそれではあからさま過ぎるかもしれないし…
翻訳は正確に訳するより、短く雰囲気を壊さずに訳するのが
難しいのでしょう。

ココ以外の翻訳は
日本語に忠実に訳してて英語としておかしいらしい。

格言翻訳を直訳するならこんな感じ??
「無痛のレッスン(=教訓・経験)は意義なしだ」
「誰かの犠牲なしには、何かは何かを勝ち取れない」

サクリファイス…懐かしい単語だ…。(超・星矢世代発言)

言葉って言い換えが可能なんだな、と面白く感じます。
自然でも不自然でも面白い。
作者が選んだ日本語マンガの日本語セリフを
日本語で別のセリフに直すといった事はなかなかしないし
外国語に自力で翻訳する事もできないので
既に翻訳されている言葉がどれだけ日本語に近いのか遠いのか
言葉の意味だけで別の単語を選ぶ作業を眺めるのは
面白いですね。

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